アクアリウム講座 第17回 小型水槽の難しさ④ 水質編④
こんにちは!
今日のテーマは引き続き
小型水槽の難しさ④
水質編④です。
前回の答え合わせです。
【60cm水槽(50L)の場合】
5÷0.2=25
25日目でアンモニア致死量を迎えます。
【小型水槽(10L)の場合】
5÷1=5
5日目で致死量を迎えることになります。
日々、水槽全体に溶けだすアンモニアは
10㎎と一緒でしたが、
濃度になるとこんなに差が出てしまいます。
小型水槽(10L)で、ネオンテトラ10匹を
飼おうとすると5日の間に立ち上げなくては
ならないということで、
5匹から飼おうとすると10日の間に
立ち上げなくてはならないということです!
これが小型水槽の難しさです!
小型水槽(10L)でのアンモニアの溜まり方を
60cm水槽(50L)で再現するならば、
60cm水槽(50L)で50匹から飼い始める事と
同じになります。
60cm水槽(50L)でいきなり50匹で
飼い始め、立ち上げる方は、
そうそういないと思いますが、
小型水槽(10L)で10匹から
立ち上げようとする方は
意外と多くいらっしゃいます。
60cm水槽(50L)のアンモニアの溜まり方を
小型水槽(10L)で再現するなら2匹で
飼い始めて立ち上げなくてはなりません。
水量に比例して立ち上げの時の魚の尾数を
減らして頂けるとすんなり立ち上がるんですが…
小型水槽が難しいのは、飼い始める時に
魚を入れ過ぎてしまい、硝化菌を使って
立ち上げようとしても
アンモニアが溜まっていくスピードに
硝化菌の増殖が追いつけないからなんです。
仮の数字と言いましたが、
計算しやすいようにしているくらいで、
実際、かなり近い値となっています。
小型水槽(10L)で、
本来は2匹程度から飼い始めて
立ち上げてもらいたいのですが、
かわいそう、寂しい等の理由で
なかなか、そうもいかないみたいですので…
本来、たくさん入れちゃう方が、
かわいそうなことになるんですけど(泣)
小型水槽で5匹、10匹から飼い始めても
失敗せずに飼える方法を
次回に書いていきたいと思います!
それでは (^^)/